フルタイムで働く決意をして、仕事探しを開始。
私は就職氷河期世代で新卒の就活はとても苦労しました。地元の企業に就職したものの、男女雇用機会均等法の施行に伴い、女性も男性並みに働け!!と。毎日の残業・土曜出勤は当たり前の会社。心が疲れて退職。
次はとてもいい会社で働けましたが、契約社員・・・。結婚して妊娠をしたら、当時は産休育休は取れず退職。
しばらく子育てをした後、パートとして働き始めました。しばらくして子どもが大きくなったので、また正社員に挑戦しようと思いました。求人にとてもいいフレーズが入っている会社に応募しました。「未経験OK、子育てとの両立しやすい、休みが取りやすい」等々。
一次面接、二次面接と進んで採用していただくことになりました。面接で知ったのですが、創業者が会長。その息子さん二人が社長・副社長の家族経営の会社でした。
正社員はボーナスがある。固定給。退職金もある。今までの契約社員やパートでは無かった条件です。やったー!!頑張るぞ。と意気込んで入社日を迎えました。
「家族経営の会社はアットホームで働きやすい」
そう思っていた私の期待は、入社初日の朝礼であっさり崩れ去りました。
■ 入社前に抱いていた“アットホームな職場”のイメージ
求人には「少人数でアットホーム」「未経験者も歓迎」と書かれていました。
面接でも、副社長は穏やかで優しそうな雰囲気。
従業員も少なく、人間関係のストレスは少なそうに見えました。
「ここなら落ち着いて働けそうだな…」
そう思って正社員として入社を決めました。
でも、その判断は甘かったのです。
■ 会社の空気を支配していたのは“副社長”
実際に会社を仕切っていたのは、副社長。
そしてこの副社長…
とにかく気分屋で“圧”が強い。
・機嫌が悪いと声が大きく、常に怒っているように話す
・気に入らないと書類を机に叩きつける
・特定の人には少しのミスでも「なんでできないの?」と詰める
入社して数日で、私は「ここは今までの会社とは違う」と悟りました。
■ 初めての指導が、まさかの“怒鳴り声”
仕事のやり方を教えてもらっていたときのこと。
他の社員さんとのやり取りがすごくて驚きました。
副社長の怒鳴り声。
「だから言ったよね!?なんで聞いてないの!?
人の話、聞く気あるの!?」「お前」
デスクに書類を叩きつけられ、周りの空気が一瞬で凍りました。
他の社員は皆、目を合わせないようにしている。
“いつものことだ”と言わんばかりに、誰も助けてくれません。
私はその場で、自分の鼓動が早くなるのを感じました。
(あ、ここ…長く働く場所じゃないな。)
■ 家族経営の罠:“副社長の機嫌が会社の空気になる”
会長も社長も副会長も同じ家族。
だから誰も逆らえない。注意もできない。
完全に“身内の常識が会社の常識”になっていました。
・副社長が怒れば、全員が息をひそめる
・副社長の意見は絶対
・社長もフォローしない
・何かあれば「あなたが悪い」にされる
「家族経営=アットホーム」なんて幻想でしかなかった。
気づけば毎朝、会社に向かうのが憂うつになり、
怒鳴り声が聞こえると、仕事中はずっと緊張したまま…。
■ そして決断:試用期間で辞めた
本当なら「もう少し頑張ろう」と思いたいところですが、
私の心の声はハッキリしていました。
(ここで働いていたら、自分がおかしくなる。)
試用期間中に直属の上司に退職の意思を伝えました。
副社長は、私に何も言ってこなかったです。会長には考え直せないかと何度も言われましたが、
無事に退職しました。
■ 辞めた今だから言える「家族経営の会社に入る前に知るべきこと」
今回の経験で強く感じたのは、
“家族経営は、通常の会社とは別物”ということ。
特に…
- 実力より“家族同士の力関係”が強い
- 外部の人間は空気を読むしかない
- トップが感情的だと社員全員が振り回される
- トラブルがあっても改善されにくい
- 家族同士で守り合うので、問題が表面化しにくい
これらを理解していないと、入社後に大きく消耗します。
■ まとめ:逃げるのは正解だった
辞めた直後は自分を責めましたが、今はハッキリ思います。
「あのまま続けていたら、心の健康を失っていた」
自分を守るために辞めるのは悪いことじゃない。
むしろ、試用期間で見抜けたのは大正解でした。
次こそは、長く続けられる会社を探すぞ!!

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