家計見直し中のわが家、通信費の次に手を付けたのが保険でした。そして先に結論を言うと、15年以上払い続けた外貨建て終身保険を、元本割れを承知で解約しました。
「損してでも解約するなんて」と思う方もいるかもしれません。わたしも悩みました。この記事では、解約を決めた理由、担当者の引き止めを回避した方法、そして解約したお金をどうしたかまで、全部正直に書きます。
※保険の解約は損失の確定を伴う大きな判断です。これはあくまでわが家のケースなので、ご家庭の状況に合わせて慎重に検討してください。
入っていた保険:深く考えずに契約した外貨建て終身保険
わが家は子どもが生まれたとき、「子どもができたら保険に入るもの」と深く考えずに、大手外資系の外貨建て終身保険に加入しました。保険料は月1〜2万円。それを15年以上払い続けたので、払込総額は数百万円規模です。ほかに収入保障保険(掛け捨てタイプ)にも入っています。
ちなみに私の両親は「たっくさんの保険」に入っていて、いわゆる保険貧乏になっていました💦 保険は安心を買うものなのに、保険料で家計が苦しくなっては本末転倒——実家を見て、ずっとどこかで引っかかっていたんだと思います。
解約を決めた理由:「保険と投資は分ける」と知ったから
きっかけは、お金の勉強を始めて「貯蓄型の終身保険は手数料が高い」「保障と資産形成(投資)は分けて考えた方がいい」という考え方を知ったことです。
貯蓄型保険は「保障もついて貯蓄もできる」と聞くと万能に思えますが、実際には保険会社の手数料が引かれ続ける分、増え方は投資に比べてかなり見劣りします。わが家はすでにNISA口座を開設して投資を始めていたので、「増やす」役割はNISAで果たせる。保障は掛け捨ての収入保障保険がある。そうなると、この終身保険の役割って何だろう?——答えが出ませんでした。
そして外貨建てだったので、円安のタイミングは解約返戻金が円換算で増える追い風でした。「解約するなら今だ」と決断しました。
元本割れでも解約した理由
正直に書きます。円安の追い風があっても、解約返戻金は払込総額を下回りました。15年以上払って、マイナスです。
それでも解約したのは、こう考えたからです。
- すでに払ったお金は戻らない。「ここでやめたら今までがもったいない」という気持ちは、判断を狂わせるだけ(サンクコストというそうです)
- 比べるべきは「これから」。このまま月1〜2万円を保険に払い続けるのと、解約してNISAのインデックス投資に回すのと、10年後にどちらが家計のためになるか
- 塩漬けの間もお金は拘束される。教育費のかかる時期に、自由に動かせないお金を抱え続けるリスクもある
「過去の損」を確定させるのは痛かったですが、「未来の選択」としては迷いませんでした。
解約の手順:担当者ではなくカスタマーセンターへ
ここは実践的なコツです。担当者さんに解約を伝えると、まず間違いなく引き止められます。なのでわが家は、契約者である主人からカスタマーセンターに直接電話してもらいました。
- 契約者本人がカスタマーセンターに電話(契約者番号・証券を手元に)
- 解約書類を郵送してもらう(わが家はなかなか届かず焦りました。届かなければ遠慮なく催促を)
- 書類を返送して解約成立。外貨建ての場合は、為替レートで返戻金の円換算額が変わるので、タイミングも意識
後日、担当者さんから嫌味のLINEが届きましたが💦、そこはもう気にしない。保険は担当者さんのためではなく、わが家の家計のために入るものです。
解約後:返戻金は新NISAへ
戻ってきたお金は、新NISAでインデックス投資(投資信託)を買いました。毎月の保険料1〜2万円もそのまま積立投資に回せるようになり、なんだかとってもスッキリしました。保障については、掛け捨ての収入保障保険を別途続けているので、万一の備えはそちらで確保しています。
NISAの始め方はこちらに書いています:投資ゼロ知識の主婦がNISAを始めた話【月3,000円から】
これから見直す方へ:わが家の学び
- 「保障」と「貯蓄・投資」は分けて考える。保障は掛け捨てで安く、増やすのはNISAなどで——が今の定石とされています
- 元本割れでも「これからの10年」で考える。過去に払った分を基準にすると、ずるずる続けてしまいます
- 解約はカスタマーセンター直で。引き止めが苦手な人ほど、担当者経由を避けるのが精神衛生上おすすめです
- 外貨建ては為替も確認。解約時期で円換算額が変わります
- 定期的な保険の見直しは必要。入りっぱなしが一番危険。わが家の保険料削減の全体像はこちら:保険料を月1万円削減した!保険見直しの手順と注意点
両親の保険貧乏を見て育ったわたしが、自分も「なんとなく」で15年払い続けていた——保険ってそういうものなんだと思います。この記事が、見直しのきっかけになればうれしいです。


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