子どもの歯並び、気になりますよね。今は矯正の選択肢がたくさんあって、「ワイヤー?マウスピース?費用はいくら違うの?」と迷ってしまうと思います。
わが家は、夫婦そろって歯並びに恵まれず(私自身も高校時代に4本抜歯してワイヤー矯正をした身です)、3人の子どもがそれぞれ違う方法で矯正をしました。1人目はワイヤー矯正、2人目はマイオブレース(小児用マウスピース)、3人目はインビザライン。合計するとかなりの金額を歯に投資してきた母として、それぞれの実際の費用・期間・メリットデメリットを比較します。
まず結論:3方式の比較表
| ワイヤー矯正 (1人目) |
マイオブレース (2人目) |
インビザライン (3人目) |
|
|---|---|---|---|
| 費用総額(実額) | 100万円超 | マウスピース約1.5万円+診察代 | 55万円(部分矯正・込み) |
| 期間 | 小2〜中2の約6年 | 約1年半(夜のみ装着) | 約7ヶ月半+保定 |
| 見た目 | かなり目立つ | 夜だけなので影響なし | 透明でほぼわからない |
| 痛み | 装置が当たって痛い | ほぼなし | 交換直後に少し |
| できる時期 | いつでも | 3〜15歳(生え変わり前) | 永久歯に生え変わった後もOK |
ポイントは、「子どもの年齢(歯の生え変わり)によって、選べる方法がまったく違う」ということです。順番に説明します。
ワイヤー矯正:効果は確実、でも時間もお金もかかった
1人目は明らかに小さい頃からガタガタだったので、早めに歯医者に相談してワイヤー矯正にしました。「早く始めた方が安く済む、抜歯をしなくて済む」と聞いて小学2年生からスタート。……結局、部分矯正(約30万円)では治らず全体矯正(+50万円)になり、中学2年生までかかりました。
そして忘れてはいけないのが診察代です。保険がきかず毎回7,700円。6年通うと診察代だけで相当な額になり、総額は100万円を超えました。全体矯正なら、どこの歯科医院でもだいたい100万円近くになると思います。
ワイヤー矯正のデメリット(実感)
- 目立つ。ガジガジした装置はどうしても目立ちます
- 痛い。装置があちこち当たり、針金が飛び出して食事がつらい日もありました
- 装置がよく外れる。そのたびに歯医者へ。通いやすい近所の医院を選ぶのが正解です
- 歯が磨きにくい。虫歯リスクが上がります。ネギやワカメが針金に引っかかります(笑)
- 期間が長い。歯が安定するまで2年程度は装着が必要です
ワイヤー矯正のメリット
- 早くから始めれば抜歯を回避しやすい。私は高校生から始めたので4本抜きました。マウスピース矯正はスペースを作るために歯を削ることがありますが、ワイヤーを早期に始めれば抜歯せずに並ぶ可能性が高まります
- 歴史のある治療法という安心感。スポーツ選手にも多く、食いしばりなど力を出す面でも良いとされます。愛子さまがワイヤー矯正をされているのを拝見しました
- 難しい症例にも対応できる(マウスピースでは無理と言われるケースでも可)
ちなみに1人目はその後、リテーナー(保定装置)を付けなくなって少しずつ後戻りしています……。どの方式でも、矯正後の保定をサボると元に戻る。100万円かけた母からの、心からの忠告です。
マイオブレース:条件が合えば圧倒的コスパ(わが家は約1.5万円)
2人目は指しゃぶりの影響か前歯が出てきたのですが、もう1人ワイヤーは金銭的に厳しい……と色々調べて見つけたのが、小児用マウスピース矯正「マイオブレース・システム」でした。
- 費用はマウスピース代の約15,000円だけ。あとは2ヶ月に1回の診察代(保険適用で2,000円前後)。ワイヤーの100万円と比べると衝撃の安さです
- 装着は就寝時+日中1時間が推奨。うちの子は就寝時だけでしたが、半年で出っ歯がおさまり、約1年半できれいになりました
- 鼻呼吸を促し、舌の位置を正しく改善する効果もあるとされます
マイオブレースの注意点
- できるのは3〜15歳、歯が生え変わる前だけ。うちは悩んでいる間に小6になってしまいましたが、幸い生え変わり前で間に合いました。時期の見極めが最重要です
- 個人に合わせたオーダーメイドではなく既製サイズなので、装着中の見た目はちょっとオラウータン風(笑)。夜の自宅だけなので家族しか見ませんが
- あまり早く始めても、嫌がって装着してくれないことがあります
インビザライン:生え変わり後に「目立たない矯正」を求めるなら
3人目は気づいたときには永久歯に生え変わっていて、マイオブレースは不可。「ワイヤーは絶対嫌、目立たないのがいい」という本人の希望で、透明マウスピース矯正のインビザライン(部分矯正55万円・診察代込み)にしました。約7ヶ月半で完了し、2年経った今もきれいをキープしています。詳しくは完走記録をどうぞ:【体験談】高校生の子どもがインビザライン部分矯正した全記録
結局どう選ぶ?母の結論
- 乳歯が残っている(〜小学生前半) → まずマイオブレースなど小児矯正を扱う歯科に相談。条件が合えば数万円で済む可能性があります。時期を逃すと選択肢が消えるので、迷ったら早めに相談だけでも
- 歯並びの乱れが大きい・かみ合わせに問題 → ワイヤー矯正が確実。予算は100万円前後を覚悟し、通いやすい医院を選ぶ
- 生え変わり後+見た目重視(中高生) → インビザライン等のマウスピース矯正。総額固定かどうかを必ず確認
- どの方式でも:終わった後の保定サボりは厳禁。そして矯正費用は医療費控除の対象なので、確定申告を忘れずに(年間10万円超が目安)
なお、どの方式を検討するにしても、カウンセリングは複数受けてから決めることをおすすめします。医院によって「部分で済む/全体が必要」の判断も、総額に診察代が含まれるかどうかも、かなり違いました。わが家が1人目で30万円のつもりが100万円超になったのは、そこを確認しなかったからです。カウンセリングで聞くべき3つの質問はインビザラインの完走記録にまとめました。
その時はベストと思って選んでも、後から「これでよかったのかな」と悩むものです。わが家も3人3様の選択をしました。結果、全員が思いっきり歯を見せて笑えるようになったので、どの投資も後悔はしていません。
この「保定を続けたから後戻りしなかった」話は、保定をやめて後戻りしてしまったきょうだいとの比較記事にまとめました:矯正後の「保定」をやめた子と続けた子の差|後戻りはこうして起きる
この記録が、お子さんの矯正で悩む方の参考になればうれしいです。


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