子ども3人全員が歯列矯正を経験した、ずぼら主婦のチャピコです。1人目はワイヤー矯正、2人目はマイオブレース、そして3人目が今回お話しするインビザライン矯正でした。
この記事では、高校生の子どもがインビザラインの部分矯正を始めてから終わるまでの約7ヶ月を、母親目線で正直に記録します。かかった費用の実額、痛みや面倒だったこと、そして検索してもなかなか出てこない「終わってから2年後の歯並びがどうなっているか」まで、すべて書きます。
- インビザライン部分矯正の費用:55万円(税込・診察代込み)
- 治療期間:約7ヶ月半(2023年9月〜2024年5月)+保定期間
- 2年後の今:後戻りなし。きれいをキープ中(夜の保定装置は継続)
この差がどれだけ運命を分けるか、保定をやめて後戻りしてしまったきょうだいと比較した記事にまとめました:矯正後の「保定」をやめた子と続けた子の差|後戻りはこうして起きる
インビザラインを選ぶまで:「前歯だけ直したい」が甘かった
3人目の子は、きょうだいの中では一番歯並びがましだと思っていました。ところが成長とともに、いつの間にか少しずつ歯がずれてきていたんです。上の2人がきれいになった分、余計に目立つようになってしまいました。
最初は「前歯だけの簡単な矯正で治るのでは?(=安く済むのでは…)」と期待して、2人目がお世話になったマウスピース矯正の病院に相談へ。しかし、もう永久歯に生え変わっているため「矯正するなら本格的なワイヤー矯正になります」と言われてしまいました。
本人は「ワイヤーは絶対嫌。目立たない矯正がいい」。高校生ですから、気持ちはよくわかります。そこで、話題の透明マウスピース矯正「インビザライン」を扱っている、矯正にも対応した一般歯科で改めて相談することにしました。
診てもらうと、前歯のずれだけでなくかみ合わせにも問題があるとのこと。提示されたのは次の2択でした。
インビザラインの費用:部分矯正55万円か、全体矯正90万円か
| 費用(税込) | 範囲 | |
|---|---|---|
| 部分矯正 | 55万円 | 前歯を中心とした範囲 |
| 全体矯正 | 90万円 | かみ合わせを含む全体 |
かなり悩みましたが、わが家は55万円の部分矯正を選びました。ちなみにこの55万円は「すべて込み」の価格で、毎回の診察代も含まれていました。1人目のワイヤー矯正では診察のたびに7,700円かかって総額100万円を超えたので、「総額がいくらになるか最初に確定している」のはインビザラインの大きな安心材料でした。
※費用は2023年当時・わが家が通った医院の例です。医院や症例によって変わるので、必ずカウンセリングで総額を確認してください。
矯正費用は医療費控除で少し取り戻せる
子どもの歯列矯正は保険がききませんが、確定申告で医療費控除の対象になります(年間の医療費が10万円を超えた場合)。55万円ならまず確実に対象です。私も必ず申請しています。やり方は医療費控除でいくら戻ってくる?主婦がはじめての確定申告でやってみた話にまとめています。
治療の流れ:7ヶ月半のリアルな経過
開始〜1ヶ月:マウスピース生活のスタート(2023年9月)
マウスピースは歯にぴったりフィットする感じで、正面から見てもほとんど目立ちません。食事のとき以外はずっと装着します。付け始めの頃は「痛い」と言っていましたが、しばらくすると慣れて痛みはなくなりました。
- マウスピースは1週間ごとに新しいものへ交換
- 新しいマウスピースに変えた直後は、歯が押されて少し痛い
- 通院は月1回程度
3ヶ月:ねじれていた前歯がもう並んだ!(2023年12月)
上下の前歯が少しねじれていたのですが、開始からわずか3ヶ月で、見た目にはきれいに並んでいました。これには正直感動しました。私自身は高校時代にワイヤー矯正で4本抜歯して何年もかけた身なので、「目立たず、痛みも少なく、こんなに早く動くの?」と医療の進歩に驚くばかりでした。
5ヶ月:予約が取れないトラブルと「歯を削る」処置(2024年2月)
順調なことばかりではありませんでした。歯医者の予約がなかなか取れず、通常1週間で交換するマウスピースを1ヶ月半も使い続ける羽目に。さすがに黄ばんでかなり汚くなってしまい、これは可哀想でした。人気の医院は予約の取りやすさも重要です。
またこの頃、歯が動くスペースを作るために歯を少し削る処置(IPR)がありました。インビザラインではよくある処置だそうですが、事前に知らないと少し驚くと思います。
7ヶ月半:アタッチメントも取れて完了(2024年5月)
歯に付けていたアタッチメント(マウスピースを引っかけるための突起)も外れて、きれいに並んで治療完了。期間は約7ヶ月半でした。ここからは後戻りを防ぐため、夜だけ保定装置(リテーナー)を付ける生活に移ります。
【2年後の今】後戻りしていない?
治療が終わって2年経った現在(2026年)も、歯並びはきれいなままキープできています。夜の保定装置は今も続けています。
実はこれ、わが家には苦い教訓があるんです。ワイヤー矯正をした1人目は、矯正後にリテーナーを付けなくなり、少しずつ歯が元に戻ってきてしまいました。100万円以上かけたのに、です。矯正は「装置が外れたら終わり」ではなく、保定をサボらないことが本当のゴールだと痛感しています。これから矯正するお子さんには、ぜひ保定の大切さも伝えてあげてください。
やってわかったメリット・デメリット
メリット
- とにかく目立たない。透明なので学校生活でもほぼ気づかれません。思春期の子には最重要ポイント
- 痛みが少ない。交換直後に少し痛む程度。ワイヤーのように装置が口の中に当たって痛いことがない
- 総額が最初に確定する。診察代込みで追加費用の心配がなかった
- 期間が短かった。部分矯正とはいえ7ヶ月半で完了(ワイヤーの1人目は6年かかりました)
デメリット・大変だったこと
- 食事のたびに外すのが面倒。何か食べるたびに外して、歯を磨いてまた装着。間食は自然と減りますが(笑)
- 自己管理が必要。1日20時間以上の装着を守れない子だと歯が計画通り動きません
- 歯を削る処置があることも。スペースを作るため数ミリ単位で削る場合があります
- 予約が取れないと交換が滞る。マウスピースの受け取りが遅れると衛生面もつらい
ワイヤー・マイオブレースと比べてどうだった?
わが家は3人の子どもで3種類の矯正を経験しました。ざっくり比較するとこうなります。
| ワイヤー矯正 (1人目) |
マイオブレース (2人目) |
インビザライン (3人目) |
|
|---|---|---|---|
| 費用総額 | 100万円超 | 約1.5万円+診察代 | 55万円(込み) |
| 期間 | 小2〜中2の約6年 | 約1年半(夜のみ装着) | 約7ヶ月半+保定 |
| 見た目 | かなり目立つ | 夜だけなので影響なし | ほぼわからない |
| 痛み | 装置が当たって痛い | ほぼなし | 交換直後に少し |
| 向いている子 | 歯並びの乱れが大きい | 乳歯が残っている低年齢 | 自己管理ができる中高生〜 |
マイオブレースは驚くほど安く済みましたが、歯が生え変わる前(目安3〜15歳)しかできません。永久歯に生え変わった後で「目立つのは嫌」となると、インビザラインのようなマウスピース矯正が現実的な選択肢になります。ワイヤー矯正との詳しい比較はワイヤー矯正メリット・デメリットに書いています。
これから検討する方へ:母として伝えたいこと
- 迷ったら早めにカウンセリングへ。年齢や生え変わりの状況で選べる方法が変わります。わが家は相談が遅れて選択肢が減りました
- 「部分か全体か」は総額で比較を。診察代が込みか別かで最終的な金額が大きく変わります
- 予約の取りやすさ・通いやすさも大事。月1回×矯正期間+保定期間、ずっと通います
- 終わった後の保定まで含めて「矯正」です。サボると後戻りします(わが家の実体験です…)
- 医療費控除を忘れずに。払った年の確定申告で必ず申請しましょう
カウンセリングは、1軒で決めないほうがいい
上の「迷ったら早めにカウンセリングへ」に、ひとつだけ付け足させてください。できれば1軒で決めないでほしいということです。
わが家は3人の子どもで3方式を経験しましたが、そのたびに感じたのは、医院によって説明の仕方がずいぶん違うということでした。1人目は「早く始めれば安く済む」と言われて小2でワイヤーを始め、部分矯正30万円のつもりが結局は全体矯正で100万円超。3人目のインビザラインは最初から診察代込みの55万円で、追加費用の心配がまったくありませんでした。同じ「矯正」という言葉でも、最初の見積もりの出し方でこれだけ変わります。
無料カウンセリングを2〜3軒受けて、次の3つを同じ質問で聞いてみてください。
- 部分矯正で済むのか、全体矯正が必要か(そう判断する根拠も)
- 診察代は総額に含まれるか、通うたびに別途かかるか
- 治療後の保定装置は、費用と期間がどれくらいか
3つ目まできちんと答えてくれる医院は、たぶん信用していいです。わが家が100万円かけて後戻りさせてしまったのは、保定の説明を軽く聞き流した結果でもあるので。
決して安い買い物ではありませんでしたが、思い切り歯を見せて笑う子どもを見ると、やってよかったと心から思います。この記録が、お子さんの矯正で悩んでいる方の参考になればうれしいです。

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