先に言っておきます。わたしは楽器が弾けません。楽譜も読めません。音楽の成績も普通でした。
そんなわたしが、この1年で50曲以上作曲して、自分のYouTubeチャンネルでBGMを配信しています。使っているのは「SUNO AI」という音楽生成AI。この記事では、音楽の知識ゼロの主婦が実際に使ってわかった、SUNO AIの始め方・料金と商用利用の注意点・50曲作って掴んだコツを、正直に書きます。
SUNO AIとは:言葉で注文すると2分で曲ができる
SUNO AI(スノ)は、「どんな曲がほしいか」を言葉で入力すると、AIが作曲・演奏・(歌入りなら)歌唱までまるごとやってくれるサービスです。スマホアプリもあるので、ソファに寝転んだまま作曲できます。
たとえば「雨の夜のジャズ、ピアノとサックス、ゆったり」と入力すると、2分ほどで本当にそれっぽい曲が2パターン出てきます。初めて聴いたときは「え、これわたしが作ったことになるの?」と笑ってしまいました。
基本の作り方3ステップ(わたしの手順)
- カスタムモードを開く — おまかせモードもありますが、イメージ通りに作るならカスタム一択です
- 「インストゥルメンタル」をONにして、スタイルを言葉で入力 — わたしはBGMを作るので歌なし設定。スタイル欄に「japanese lo-fi, nostalgic, calm」「sleep piano, 60bpm, gentle」のように雰囲気を書きます(日本語でも通じますが、英語まじりの方が狙い通りに出やすい印象です)
- タイトルを付けて「作成」 — 2案生成されるので、気に入った方を選びます
これだけです。本当にこれだけ。1曲あたりの所要時間は、待ち時間込みで5分くらいです。
料金と商用利用:ここだけは真面目に読んでください
SUNOには無料プランと有料プランがあり、作った曲を収益化(YouTubeなどで商用利用)できるかがプランで変わります。
| プラン | ざっくり内容 |
|---|---|
| 無料プラン | 1日数曲まで生成できるが、商用利用は不可。練習・趣味用 |
| Proプラン(わたしはこれ) | 月額課金で生成数が大きく増え、作った曲の商用利用が可能 |
| Premierプラン | さらに大量に作りたい人向けの上位プラン |
YouTubeに投稿して収益化を目指すつもりなら、Proプラン以上が前提です。わたしも最初からProにしました。※料金や規約は変わることがあるので、契約前に必ずSUNO公式サイトで最新の条件を確認してください。
50曲作ってわかったコツ
- スタイルの言葉選びが9割。「いい感じの曲」では良い曲は出ません。「昭和レトロなlo-fi」「焚き火の音と静かなギター」「雨音と切ないピアノ」——情景が浮かぶ言葉を入れるほど、出てくる曲の質が上がります
- ガチャだと思って何回か回す。1回で完璧な曲が出ることは少ないです。同じ指示でも生成のたびに違う曲が出るので、数回作って一番良いものを選ぶのがコツ
- SUNOは曲名を勝手に変えることがあります(笑)。「Tokyo Night Drive」で頼んだのに「Neon Carpentry」という謎の名前で返ってきたことも。愛嬌です
- ジャケット画像も自動で付いてくる。曲ごとにAIがアートワークを生成してくれて、これがなかなかおしゃれ。YouTubeのサムネイルにも活用しています
作った曲、YouTubeで配信しています
作った曲はYouTubeチャンネル「Lunar Drift」で配信しています。睡眠用ピアノ、和風の癒しBGM、夜のジャズなど、「眠れない夜」や「作業のお供」のためのチャンネルです。楽器が弾けない主婦の曲がどんなものか、ぜひ聴きに来てください(チャンネル登録してもらえたら、飛び上がって喜びます)。
登録者数はまだまだ駆け出しですが、ショート動画から少しずつ聴いてもらえるようになってきました。「自分の作った曲を、知らない誰かが眠るときに聴いている」——これ、想像以上にうれしいものですよ。
やってみてわかった注意点3つ
- AIの曲でも、著作権の申し立てが来ることがあります。実際にわたしの雨の曲に、YouTube上で「既存の曲と一致する」という申し立て(Content ID)が届きました。チャンネルへのペナルティはありませんでしたが、AI生成曲が偶然既存曲に似てしまうことはあるようです。過度に恐れる必要はないものの、「起こり得ること」として知っておいてください
- YouTubeの収益化審査は「手抜きコンテンツ」に厳しくなっています。同じ曲を延々ループするだけの動画を量産するようなやり方は評価されません。聴く人のことを考えた作り(選曲・構成・見せ方)が結局は近道です
- 規約は必ず自分で確認を。SUNOの利用規約もYouTubeのルールも更新されます。「ブログで読んだから大丈夫」ではなく、始める時点の公式情報をチェックしてください
まとめ:「創作の趣味」はもう誰でも持てる
楽器が弾けなくても、楽譜が読めなくても、曲は作れる時代になりました。月額はかかりますが、道具を揃える趣味(手芸でもカメラでも)と比べたら安いくらいで、何より「自分の作品ができる」という楽しさは想像以上です。
50代を前にして新しい趣味ができて、しかもそれがYouTubeという発表の場につながっている——AIって、こういう使い方が一番楽しいのかもしれません。AIの日常づかいについてはこちらの記事もどうぞ:ずぼら主婦のAI活用法5選|愚痴の相手から献立まで

