結婚当初、わが家は中古住宅を購入しました。リフォーム番組に出てくるような「そっくりさん」リフォーム済みの物件で、築年数の割に見た目はまあまあ綺麗。内覧のときは「これはいい買い物をした」と思っていました。
ところが住み始めてみると——冬は外にいるのかと錯覚するほど寒く、梅雨にはあちこちにカビが生え、入居してすぐお風呂が水漏れ。当時は同じ境遇の人をネットで探しても見つからず、テレビで「昔は貧乏だった」と語る芸能人の話だけが心の支えでした(笑)。
この記事では、そんなわが家が実際にやって効果があった寒さ対策と、カビ・水漏れとの付き合い方、そしてそれでも「中古住宅はあり」だと今も思っている理由を書きます。同じように「リフォーム済みなのに寒い」と震えている方に届きますように。
わが家の中古住宅あるある3つ
① 隙間風で、家の中なのに寒い
一番こたえたのがこれです。暖房をつけていても足元がスースーする。壁や窓のどこかから、確実に外気が入ってきている感覚。「家の中で寒い」ではなく「家の中なのに外」という感じでした。
② 梅雨にカビが生える
気密性や換気の問題なのか、梅雨の時期になるとあちこちにカビが出ました。掃除しても、また出る。この繰り返しが地味に心を削ります。
③ 住み始めてすぐの水漏れ
入居して間もなく、お風呂が水漏れ。リフォーム済みの表示があっても、水回りの配管など「見えない部分」まで新しいとは限らないのだと、身をもって知りました。
効果があった寒さ対策(お金をかけずにできたもの)
断熱リフォームのような大工事はしていません。ホームセンターとネットで買えるもので戦いました。それでも、体感はかなり変わります。
① 隙間風テープ(すきまテープ)
いちばん費用対効果が高かったのがこれです。窓のサッシ、玄関ドア、勝手口など「風が来ている気がする」場所に貼るだけ。数百円のテープで、足元のスースー感が明らかに減りました。
コツは、まず手をかざして風の入り口を特定すること。「なんとなく全部」ではなく、風が来ている場所を狙って貼る方が効きます。
② 窓の断熱シート
古い家は窓がいちばんの弱点です。窓ガラスに貼る断熱シート(プチプチ状のもの)を貼ると、窓辺の冷たさがやわらぎます。結露対策にもなるので、カビ対策も兼ねられるのがうれしいところ。
③ 厚手カーテン・ラグ・カーペット
地味ですが確実です。冷気は窓から入り、床から上がってきます。
- 厚手のカーテンを、床につくくらい長めのものに。窓から下りてくる冷気をせき止めます
- 床にラグやカーペット。フローリングの底冷えが直接足に来なくなるだけで、体感温度がぜんぜん違います
「布で囲う」だけの話ですが、隙間風テープとの合わせ技で、あの「家の中なのに外」感はかなり解消しました。
カビと水漏れは、こうして落ち着きました
カビは、換気と除湿を意識的に習慣化することで落ち着きました。梅雨時に「出てから掃除する」のではなく、出る前提で先に湿気を逃がす方向に切り替えたのが大きかったです。窓の断熱シートで結露が減ったことも、地味に効いています。
水漏れは修理して解決。想定外の出費でしたが、中古住宅は「買った後にいくらか修繕費がかかる」前提で予算を組んでおくべきだった、というのが正直な反省です。
これから中古住宅を買う人へ:内覧では分からなかったこと
- 「リフォーム済み」は見た目の話であることが多い。壁紙も床も新品でも、断熱材や窓、配管まで手が入っているとは限りません。見るべきは内装の綺麗さではなく、窓・断熱・水回りです
- できれば寒い季節に内覧を。冬に行けば、あの隙間風は一発で分かったはずです。夏物件・冬物件で印象が変わることは、住んでみて初めて知りました
- 修繕費を予算に組み込む。購入価格だけで「安く買えた」と喜ばないこと。わが家は入居直後に水漏れでした
- 断熱リフォームには補助金が出ることがあります。内窓の設置などは国や自治体の支援制度の対象になる場合があるので、本格的に手を入れるなら制度を調べてから。
それでも、中古住宅はありだと思う
ここまで寒さとカビと水漏れの話をしておいてなんですが、わが家は今も中古住宅を選んでよかったと思っています。
理由はシンプルで、同じ立地・同じ広さの新築を買っていたら、住宅ローンの負担はまったく違うものになっていたからです。子ども3人の教育費が重なる時期を、わが家がなんとか乗り切れているのは、住居費を抑えられたことが大きい。寒さは数千円のグッズと工夫でだいぶ何とかなりましたが、住宅ローンは工夫では減りません。
大事なのは「中古か新築か」ではなく、中古を買うなら、寒さ・修繕・手入れの手間まで込みで納得して買うことだと思います。知らずに買うと「こんなはずじゃなかった」になり、知って買えば「想定内」になる。同じ家でも、その差は大きいです。
住居費以外の固定費の見直しについてはこちらにまとめています:固定費を削るだけで月2万円浮いた!家計の固定費見直し術
まとめ
- リフォーム済み中古は「見た目リフォーム」のことがある。窓・断熱・水回りを確認
- 寒さ対策は隙間風テープ→窓の断熱シート→厚手カーテン・ラグの順でコスパが高い
- カビは「出てから掃除」より「出る前に換気・除湿」
- 購入予算には修繕費を織り込む。内覧はできれば冬に
- それでも、住居費を抑えられる中古はあり。知って買えば、寒さは想定内になります


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